トップ >> 家電製品 >> 保存用・メモリー >> Victor ビクター HG 30VHSC
VHS-Cは、VHSの小型テープでVHS-Compactを略したもの。1982年(昭和57年)に規格がまとめられた。ポータブルビデオの小型化でVHSの先を行くベータマックスに対抗すべく日本ビクター(現・JVCケンウッド)によって開発された規格。同社より1982年にポータブルビデオデッキ「HR-C3」が発売された。後に登場した8ミリビデオへの対抗としてビデオカメラに採用されるようになって脚光を浴びた。VHS-CのカセットサイズはVHSフルカセットのおよそ3分の1。製品の開発に当たっては、当時、日本ビクタービデオ事業部の技術者が「VHSフルカセットのテープがヘッド(回転ヘッド)に巻きつく角度(ローディング角)とアジマス角(磁気記録パターン)を何分の1かにすれば、VHSフルカセットよりも小さいサイズのテープが実現出来る」と考え、物理的な計算とVHS-C専用のテープローディング機構、専用小型ヘッドドラムを開発する事から始まった。発売当初の録画時間は20分だったが、その後はテープ素材の改良などで標準モード録画で40分まで延長され、3倍モードで120分(2時間)の録画を可能にした。記録フォーマットはVHSと完全互換性があり、VHS-Cカセットアダプタを使用することで通常のVHSビデオテープとしてVHSデッキで再生・録画することが可能。平成に入るとカセットアダプタを必要としない「コンパチブルビデオデッキ」(例:ビクターHR-SC1000、松下NV-CF1)も発売された。
商品名:HG 30VHSC Victor ビクター
仕 様:カセット形状:92mm×52mm×23mm
テープ幅:12.7mm(2分の1インチ)
録画時間:30分(標準モード)から60分
販売元:日本ビクター
※新品、未使用