トップ >> 書籍・音楽・写真集 >> 趣味・工作・料理 >> やさしい家庭菜園
野菜づくりは育てるよろこびとともに、手づくりの「旬」の味を楽しむという、趣味と実益をかねそなえた魅力をもっています。家庭菜園とは、自宅や市民農園で野菜や果物などの栽培をおこなう趣味の一つ。自宅の庭や空き地、ベランダ(プランター、容器)や、市民農園を借りて野菜や果物などの栽培をおこなう。節約のために行われる場合もある。なお営利目的で行われる野菜等の栽培は一般に農業と呼ばれることが多い。おもに都市部の市民がレクリエーション、自家消費用の野菜、花、稲等の生産栽培、高齢者の生きがいづくりなど、多様な目的で耕作する小規模の農地と、農家や地方自治体・農業協同組合などが遊休農地を土地所有者から借り受け、休憩所・農具舎等を整備し、貸し付ける方法をとる農園タイプや、一定の面積に区分された農地を主体とするタイプがある。野放図な農地の転売や転用を防ぐために、長らく農園の開設が規制されてきたが、構造改革特区および2004年以降の全国展開により、農家自身やNPO法人なども開設者として認められるようになった。なお、市民農園の農作物は、自家消費用であり、販売といった営利目的としないことが求められる。平成25年、農林水産省は「都市部における農地の減少を食い止める」「都市住民の「農」のある暮らしへのニーズにこたえる」「災害時の避難場所を確保する」ことを目的に市民農園の拡大方針を定めた。政策目標として平成23年度には15万区画であった市民農園を平成29年度には20万区画まで拡大することをうたっている。
商品名:やさしい家庭菜園
著 者:板木利隆
発行者:角中正也
発行所:社団法人家の光協会
発 行:平成4年4月14日 第1刷
※古本