トップ >> 硬貨・紙幣 >> 紙幣(失効券) >> 五拾銭紙幣 富士山
日中戦争が勃発し、政府は1938年に臨時通貨法を制定し、補助通貨の変更は帝国議会で貨幣法改正を行う必要はないとした。この臨時貨幣法を活用して、政府は1938年6月1日から50銭銀貨にかわる50銭の政府紙幣が発行された。これは戦略物資の銀を温存する為の措置であった。この50銭紙幣であるが記年号は「昭和十三年」とともに、当時皇国史観が隆盛を極めていたこともあり「紀元二千五百九十八年」と皇紀による年号が併記されていた。また印刷も銀貨の代用である為、凹版印刷による銀行券と遜色のないものであった。
商品名:五拾銭紙幣 富士山
表 面:富士山、桜、旭日
裏 面:彩文模様
寸 法:縦65mm、横105mm
発行開始日:1938年6月1日
支払停止日:1948年12月8日
発行終了:失効券 小額政府紙幣
製 造:内閣印刷局製造
発 行:小額政府紙幣
製造枚数:1,630,000,000枚(8億1500万円)
※中古品
※発行から長期間経過している商品となるため変化のある商品です。