トップ >> 映画グッズ >> 文具・封筒・ハガキ >> 苦役列車 北町貫多
『苦役列車』は、西村賢太の中篇小説。およびその映画化作品。時代は昭和後期(主人公の生年からの計算や劇中のカレンダーから1986年と思われる)。19歳の北町貫多は、日雇い労働で生計を立てている。貫多が幼少の折、彼の父親が性犯罪を犯したことで家庭は崩壊した。両親の離婚、数度の転校を繰り返すなかで鬱々とした青春時代を過ごす彼は将来への希望を失った。やがて中学校を卒業した彼は、母親からむしり取った金を手に家を飛び出し、港湾での荷役労働に従事することで一人暮らしを始める。日当の5500円は即座に酒代とソープランド代に消えていく。将来のために貯金するでもなく、月の家賃のため金を取り置くわけでもなく、部屋の追い立てを食らうことも一度や二度ではない。こうして貫多は、義務教育後の4年間を無為に過ごしていたのだった。そんなある日、港湾の仕事現場にアルバイトの専門学校生・日下部正二が現れる。スポーツで鍛えた肉体と人懐っこい笑顔を持つ日下部に、貫多は好意を抱き仲を深める。そして日下部に強引に迫り女友達を紹介してもらうこととなるが、酒に酔った勢いで暴言を吐きその場を壊し、日下部との関係も悪化してしまう。さらに荷役労働先で上司のような存在の前野とささいなことから喧嘩騒動を起こしその会社から出入り禁止となってしまうのであった。そして貫多は別の荷役会社に移りほぼ変化のない生活を送る中で藤澤清造の私小説と出会う。
商品名:苦役列車 北町貫多 給料
サイズ:横12cm×縦19.5cm 給料袋
公 開:2012年7月14日
配 給:東映
製作国:日本
※新品、未使用、非売品