トップ >> プラモデル >> 自動車 >> トヨタパブリカ700 No.16
パブリカは、トヨタ自動車が1961年から1978年まで生産した小型乗用車である、1950年代の国民車構想の影響を受けて開発されたパブリカは、トヨタ初の大衆車で、長年にわたって同社の生産、販売する最小車種として位置付けられた。後のスターレット、そして現在販売されているヴィッツへと連なる、トヨタコンパクトカーの元流である。パブリカの商品企画は、1954年5月に当時技術担当専務であった豊田英二から500〜600cc級の前輪駆動大衆車の開発提案が出されたことに始まった。当時タクシー用に用いられていた小型車よりも1クラス下の、オーナードライバー向け大衆車を構想したコンセプトである。従前の自社最小クラスである1,000cc級乗用車(トヨタでは当時1,500cc車への切り替えで生産が途絶えていたが、1957年に初代トヨペット・コロナが再発売されている)より更に小型の車が、当時のヨーロッパでは多数出現しており、トヨタをはじめとする日本のメーカーを刺激する存在であった。初代クラウンの開発が完了した直後の1955年4月から、小型トラック部門の主査であった薮田東三を主査としたチームで開発が着手された。
その直後、1955年5月に当時の通商産業省(通産省、現在の経済産業省)自動車課が国民車構想を計画しているという報道が浮上した。これは一定条件を満たす「国民車」の生産を国によって後援しようという「日本版フォルクスワーゲン計画」であったが、マスコミのスクープによって内部構想が明らかになっただけのもので、公式な政策とはならなかった。
商品名:トヨタパブリカ700 No.16 プラモデル
サイズ:1/32 オーナーズクラブ No.16
仕 様:1961年 トヨタ自動車(昭和36年)
販売元:株式会社有井製作所 株式会社マイクロエース
本 社:埼玉県ワラビ市北町5-11-2
※未制作
※イラストとキットは若干異なります。